窓掃除をしても拭き跡が残ってしまったり、何度も拭き直して時間がかかったりすることはありませんか。そんな窓掃除の悩みを解決してくれるのが、清掃のプロも愛用するスクイージーです。スクイージーを正しく使いこなせば、驚くほど短時間でピカピカの窓に仕上げることができます。
しかし、いざスクイージーを選ぼうと思っても、種類が多くてどれが良いのか迷ってしまうものです。この記事では、プロがおすすめするスクイージーの選び方から、プロ並みの仕上がりを実現するテクニックまで分かりやすくお伝えします。自宅の窓が見違えるように綺麗になる方法を、一緒に見ていきましょう。
スクイージーで窓掃除をする際にプロがおすすめする道具の選び方

スクイージーはどれも同じに見えるかもしれませんが、実は素材や構造によって使い心地が大きく異なります。プロの清掃員が現場で使用する道具には、作業を効率化し、仕上がりを安定させるための工夫が詰まっています。まずは、自分に合った1本を選ぶためのポイントを確認しましょう。
真鍮(ブラス)製とステンレス製の違い
プロ仕様のスクイージーでよく目にするのが、黄金色に輝く「真鍮(ブラス)」製と、シルバーの「ステンレス」製です。真鍮製はほどよい重みがあるのが特徴で、その自重を利用して窓ガラスにピタッと密着させることができます。力を入れすぎずに安定した作業ができるため、多くのプロに愛用されています。
一方、ステンレス製は軽量で錆びにくく、長時間の作業でも疲れにくいというメリットがあります。また、強度が高いため、激しい使用にも耐えるタフさを持っています。家庭で使う場合は、腕の疲れにくさを重視するならステンレス、安定した密着感を求めるなら真鍮を選ぶのがおすすめです。どちらもゴムを固定する「チャンネル」と呼ばれるパーツの耐久性が高く、長く愛用できる道具になります。
ゴム(ラバー)の質が仕上がりを左右する
スクイージーの心臓部と言えるのが、ガラスに触れる「ゴム(ラバー)」の部分です。プロが使用するスクイージーは、ゴムの質が非常に高く、エッジが鋭く立っています。このエッジが水を一滴も残さずにかき出す役割を果たします。安価なものだとゴムが硬すぎたり、逆に柔らかすぎて波打ったりして、拭き跡の原因になります。
また、プロ用のゴムには「ソフトタイプ」と「ハードタイプ」があります。一般的には、気温が低い冬場でも硬くなりにくいソフトタイプが使いやすく、家庭用としても適しています。ハードタイプは夏場の暑い時期や、プロが速いスピードで動かす際に適した設定です。ゴムは消耗品ですので、替えゴムが手に入りやすいメーカーを選ぶことも大切なポイントとなります。
持ち手(ハンドル)の形状と操作性
ハンドルは、自分の手に馴染むものを選ぶことが重要です。プロ用のモデルには、滑りにくいラバーグリップが採用されているものが多く、濡れた手でもしっかりと握れるようになっています。また、ハンドルの角度が固定されているタイプだけでなく、首が振れる「首振り(スイベル)機能」が付いたものもあります。
首振り機能があると、高い場所や障害物がある窓でも、手首の角度を変えずにスムーズに動かすことができます。初心者のうちは固定タイプの方が安定して使いやすい場合もありますが、複雑な形状の窓がある場合は首振りタイプを検討してみてください。自分の手の大きさにフィットし、重すぎないものを選ぶことで、窓掃除のストレスを大幅に軽減できます。
窓のサイズに合わせたチャンネルの長さ
スクイージーの横幅(チャンネルの長さ)も、作業効率に直結する要素です。一般家庭の窓であれば、30cmから40cm程度のサイズが最も汎用性が高くおすすめです。あまりに大きすぎると、小窓の掃除ができなかったり、ガラスの凹凸に柔軟に対応できず、水が残ってしまったりすることがあります。
逆に、小さすぎると何度も往復させる必要があり、拭き跡ができるリスクが増えてしまいます。プロは現場に合わせて複数の長さを使い分けますが、最初の一本としては35cm前後が最も扱いやすく、バランスが良いと言えるでしょう。自宅の窓の中で最も多いサイズを基準にして、取り回しのしやすい長さを選んでみてください。
プロが愛用するスクイージーの主要ブランドと特徴

道具選びに迷ったら、プロの世界で定評のあるブランドから選ぶのが一番の近道です。世界中の清掃現場で使われている信頼のブランドには、それぞれ独自の特徴があります。ここでは、特におすすめの4つのブランドをご紹介します。
【プロ御用達!主要スクイージーブランド比較表】
| ブランド名 | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| エトレ(ETTORE) | スクイージーの元祖。ゴムの質が最高峰。 | 初めてプロ仕様を買う人、王道を求める人 |
| ウンガー(UNGER) | ドイツ製。人間工学に基づいた設計。 | 使いやすさと機能性を重視する人 |
| モアマン(MOERMAN) | ベルギー発。画期的な機能が満載。 | 最新の効率的な道具を試したい人 |
| ワグテイル(Wagtail) | 自由自在な首振り機能。独特な操作感。 | 高い場所や難しい場所を掃除したい人 |
圧倒的なシェアを誇る「エトレ(ETTORE)」
スクイージーの歴史を語る上で欠かせないのが、アメリカの「エトレ」です。創業者が世界で初めて現在の形のスクイージーを発明したと言われており、今でも世界中のプロから絶大な信頼を寄せられています。エトレの最大の魅力は、なんといってもそのゴムの品質です。独自の配合で作られたゴムは、ガラスへの吸い付きが良く、一回で完璧に水を切ることができます。
デザインは非常にシンプルで質実剛健ですが、その分壊れにくく、一度買えば一生ものとして使える耐久性があります。真鍮製のゴールドの輝きは見た目にもプロらしさがあり、所有する喜びも感じさせてくれます。とにかく失敗したくない、最も信頼できる道具が欲しいという方に、最初におすすめしたいブランドです。
ドイツの職人魂が光る「ウンガー(UNGER)」
「ウンガー」はドイツの清掃用品メーカーで、人間工学に基づいた設計が特徴です。ハンドルの握りやすさや、ワンタッチでチャンネルを交換できる機能など、ユーザーの利便性を追求した製品を数多く展開しています。プロの間でも、長時間作業をする現場ではウンガーを選ぶ人が少なくありません。
特に「エルゴテック」シリーズは、手に負担がかかりにくい形状をしており、女性の方でも扱いやすいデザインです。また、ポールに装着した際の固定力が強く、高所の窓掃除にも定評があります。機能的でスマートなデザインを好む方や、システムとして清掃道具を揃えたい方にぴったりのブランドと言えるでしょう。
革新的なデザインの「モアマン(MOERMAN)」
ベルギーのブランド「モアマン」は、近年プロの間で大きな注目を集めています。その理由は、従来のスクイージーの常識を覆すような革新的な機能です。特に有名なのが「エクセレイター」や「リクイディター」といったモデルで、チャンネルの端が特殊な形状になっており、窓枠の隅に水が残りにくい設計になっています。
これにより、後からクロスで隅を拭く手間を省くことができ、作業スピードが飛躍的に向上します。多機能な分、使いこなすには少し練習が必要な面もありますが、慣れてしまえばこれほど強力な武器はありません。掃除の時間を少しでも短縮したい、効率重視派の方に強くおすすめするブランドです。
操作性抜群の「ワグテイル(Wagtail)」
オーストラリア発の「ワグテイル」は、独自の首振り機構が最大の特徴です。一般的なスクイージーが直線的な動きを得意とするのに対し、ワグテイルは円を描くような動きや、複雑な軌道をスムーズに描くことができます。この柔軟な動きのおかげで、ポールを使って高い場所を掃除する際も、驚くほど楽に水を切ることが可能です。
他のブランドとは少し異なる操作感が必要ですが、一度その快適さを知ると手放せなくなるプロも多いです。住宅の構造上、窓の前に障害物があって真っ直ぐ引けない場合や、吹き抜けの大きな窓がある家庭などで真価を発揮します。少し上級者向けではありますが、掃除を「技」として楽しみたい方にも最適です。
スクイージーを使った窓掃除を成功させるプロの準備術

道具が揃ったら、次は掃除の準備です。プロはスクイージーをいきなり使い始めることはありません。仕上がりを完璧にするためには、事前の準備と、スクイージーとセットで使う道具の選び方が非常に重要になります。ここでは、家庭でも真似できるプロの準備テクニックをご紹介します。
洗剤は「台所用中性洗剤」で十分な理由
窓掃除専用の強力な洗剤を準備する必要はありません。実は、プロの多くが愛用しているのは、家庭にある「台所用中性洗剤」です。中性洗剤には界面活性剤が含まれており、汚れを浮かすだけでなく、スクイージーの滑りを良くする潤滑剤の役割も果たしてくれます。専用のガラスクリーナーは、成分が残ってしまい、かえって拭き跡の原因になることもあります。
使い方は簡単で、バケツに水を張り、数滴の中性洗剤を垂らすだけです。泡立ちすぎる必要はありません。水に対して0.1%程度の濃度で十分です。この薄い洗剤液を使うことで、スクイージーが滑らかに動き、ガラスを傷つけるリスクも抑えられます。「汚れを落とす」と「滑りを良くする」の両立が、プロ級の仕上がりへの第一歩です。
【洗剤液の作り方の目安】
・バケツに2〜3リットルの水を入れる。
・中性洗剤を1〜2滴垂らす。
・軽く混ぜて、ほんのり泡立つ程度にする。
シャンパー(ウォッシャー)の役割と重要性
スクイージーで水を切る前に、ガラスの汚れを浮かせて洗剤液を塗り広げる道具が必要です。これを「シャンパー」や「ウォッシャー」と呼びます。T字型のハンドルにマイクロファイバーなどのカバーが付いたもので、雑巾で拭くよりもはるかに効率的に汚れを落とすことができます。
シャンパーにたっぷりと洗剤液を含ませて、ガラス全体を優しくこするように洗います。これにより、砂埃や泥汚れが浮き上がり、スクイージーで一気にかき出せる状態になります。この工程を丁寧に行うことで、スクイージーのゴムが汚れで痛むのを防ぎ、仕上がりの透明度が格段に上がります。セットで揃えておくべき必須アイテムです。
拭き上げ用のマイクロファイバークロス
スクイージーでほとんどの水を切ることができますが、どうしても窓枠の隅やゴムの引き始めにはわずかに水滴が残ります。これを仕上げるために、清潔なマイクロファイバークロスを用意しておきましょう。プロは、一度使ったクロスはすぐに取り替え、常に乾燥した綺麗な状態で仕上げを行います。
おすすめは、毛足の短い窓掃除専用のマイクロファイバークロスです。普通の雑巾だと糸くずが付いてしまいますが、専用クロスなら糸くずを残さず、曇り一つない状態に仕上げられます。また、スクイージーのゴムについた水分を一回ごとに拭き取るためにもクロスを使用します。クロスを数枚用意しておくのが、スムーズに作業を進めるコツです。
窓周辺の養生とバケツの準備
窓掃除を始めると、どうしても水が下に垂れてしまいます。室内側の窓を掃除する際は、床を濡らさないように古新聞やビニールシート、大きめのタオルなどを敷いておきましょう。これを「養生(ようじょう)」と呼びます。プロの現場では当たり前の作業ですが、家庭でもこれを行うだけで、後片付けが圧倒的に楽になります。
また、バケツはスクイージーやシャンパーがしっかりと収まるサイズを選びましょう。水は半分程度にしておくと、道具を入れた際に溢れるのを防げます。準備が整っていれば、あとは一気に作業を進めるだけです。途中で「道具が足りない」と手が止まることがないよう、足元を整えてからスタートしましょう。
跡を残さないスクイージーの使い方の基本とコツ

道具と準備が整ったら、いよいよスクイージーの出番です。スクイージーの使い方は、単純に見えて奥が深いものです。闇雲に動かすのではなく、一定のルールに従って動かすことで、誰でもプロのような仕上がりを手に入れることができます。基本的なテクニックをマスターしましょう。
基本の縦引きと横引きの使い分け
スクイージーの最も基本的な動かし方は、上から下へ引く「縦引き」です。まずは窓の左端(または右端)から、ゆっくりと垂直に下ろしていきます。このとき、次の列を引く際は、前の列と3cmから5cmほど重ねるようにします。これにより、列の間に水が残るのを防ぐことができます。
一方で、横幅が広い窓や腰高窓などは、左から右へ引く「横引き」が効率的な場合もあります。基本的には、自分が一番無理なく、一定の速度で引き切れる方向を選びましょう。縦に引いても横に引いても、大切なのは「途中で止めないこと」と「一定の圧力を保つこと」です。動きが止まると、そこにライン状の跡が残ってしまうため、一気に引き切る意識を持ちましょう。
プロの技「スクイジーのS字回し」の基本
プロの清掃員が窓掃除をしているところを見ると、スクイージーを離さずに滑らかに回転させていることがあります。これが「S字回し」や「スクロール」と呼ばれる技法です。スクイージーをガラスから離す回数が減るため、水滴の残りを最小限に抑えられ、作業スピードが飛躍的にアップします。
習得するには少し練習が必要ですが、コツは「手首ではなく腕全体で大きく円を描くように動かす」ことです。最初は洗剤を多めに塗り、滑りやすい状態で練習してみましょう。まずはゆっくりと大きなS字を描くことから始め、徐々に窓の形に合わせて調整していきます。これができるようになると、窓掃除がパズルのように楽しく感じられるはずです。
拭き残しを防ぐ「耳出し」のテクニック
窓掃除で最も拭き跡が残りやすいのが、引き始めの「上部」や「窓枠との境目」です。ここを綺麗にするためのプロの小技が「耳出し」です。本格的に引き始める前に、スクイージーの角を使って、上部と側面の数センチだけ先に水を切っておくのです。これを「スジ切り」とも呼びます。
この一手間を加えることで、本体を引き始めたときに窓枠から水が漏れてくるのを防げます。また、スクイージーを一回引くごとに、必ず乾いたクロスでゴムの水分を拭き取ることも忘れないでください。濡れたままのゴムで次の列を引くと、その水分が窓に残ってしまいます。「一回引いたら拭く」というリズムが、完璧な仕上がりへの近道です。
ゴムを当てる角度と力加減のポイント
スクイージーをガラスに当てる角度は、およそ45度程度が理想的と言われています。角度が寝すぎていると水が逃げてしまい、逆に立ちすぎていると「ガタガタ」とゴムが跳ねる現象(ジャンプ)が起きてしまいます。ゴムがガラスに吸い付くような感覚がある角度を探してみてください。
また、力加減は「優しく押し付ける」程度で十分です。プロ仕様のスクイージーであれば、無理な力を入れなくても綺麗に水を切ってくれます。逆に強く押し付けすぎると、ゴムの摩耗を早めるだけでなく、ガラス表面に傷をつける恐れもあります。軽やかなタッチで、水の上を滑らせるようなイメージで動かすのが理想です。
窓掃除以外にも活躍するスクイージーの便利な活用法

せっかくプロ仕様の良いスクイージーを手に入れたなら、窓掃除以外にも活用してみましょう。水切りのプロフェッショナルであるスクイージーは、家の中のさまざまな場所でその真価を発揮します。意外な使い道を知ることで、家全体の清潔感がアップします。
お風呂場のカビ防止に役立つ水切り
お風呂上がりに、壁や床の水分をスクイージーでサッと切る習慣をつけるだけで、カビの発生率を劇的に下げることができます。プロ仕様のスクイージーは水切れが良いため、数分で浴室全体の水気を飛ばすことが可能です。タオルで拭くよりもはるかに楽で、衛生的です。
特に天井に近い高い壁などは、スクイージーが得意とする場所です。カビ取り剤を使う頻度を減らせるため、家事の負担軽減にもつながります。浴室で使用する場合は、錆びにくいステンレス製やプラスチック製のハンドルを選ぶと、より長く清潔に使い続けることができます。毎日のルーティンに取り入れたい活用法です。
鏡やガラステーブルの清掃
洗面台の大きな鏡や、リビングのガラステーブルなども、スクイージーの得意分野です。これらの場所は、布拭きだとどうしても拭き跡や糸くずが目立ちやすいものですが、スクイージーを使えば一瞬でホテルの一室のような透明感を取り戻せます。少量の洗剤をつけたシャンパーや霧吹きで濡らしてから、サッと引くだけで完了です。
また、店舗のショーケースやガラス扉などがある場合も同様です。光が反射する場所こそ、スクイージーによる「水切りの精度」が重要になります。指紋や油汚れも、中性洗剤とスクイージーの組み合わせなら、力を使わずにスッキリと落とすことができます。常にピカピカにしておきたい場所こそ、スクイージーを活用しましょう。
車の窓ガラスやボディの水滴飛ばし
洗車後の水拭き作業は、時間がかかって大変ですよね。そんな時にもスクイージーが活躍します。特に窓ガラスの部分は、スクイージーを使えば拭き上げの時間を大幅に短縮できます。ただし、車のボディに使用する場合は、砂や埃が残っていると傷の原因になるため、十分に洗浄してから行うことが鉄則です。
プロの洗車現場でも、効率化のためにシリコン製の柔らかいスクイージーなどが使われることがありますが、窓掃除用のスクイージーでも代用可能です。特に大きなミニバンやSUVなど、手が届きにくいルーフ付近の水を切るのには非常に便利です。洗車を時短しつつ、ウォータースポット(水跡)を防ぐのにも一役買ってくれます。
結露対策としてのスクイージー活用
冬場の悩みである窓の結露。放っておくとカーテンにカビが生えたり、サッシが傷んだりする原因になります。この大量の結露を取り除くのにも、スクイージーは最適です。雑巾で吸い取るには限界がありますが、スクイージーなら下から上に、あるいは上から下へ引くだけで、みるみるうちに水滴を集めることができます。
最近では結露取り専用の、持ち手部分に水が溜まるタイプも市販されていますが、プロ用のスクイージーでもバケツやタオルを添えれば十分に機能します。朝の忙しい時間にサッと結露を取り除くことで、お部屋の空気もスッキリとし、結露による建物の傷みを未然に防ぐことができます。冬場の頼もしいパートナーになってくれるでしょう。
スクイージーのメンテナンスとゴムの交換時期

高品質なスクイージーを長く使い続けるためには、適切なお手入れが欠かせません。どんなに良い道具でも、メンテナンスを怠ると本来の性能を発揮できなくなり、拭き跡の原因になってしまいます。道具を大切に扱うことも、プロに学ぶべき重要なポイントです。
使用後のお手入れで寿命を延ばす
掃除が終わったら、スクイージーをそのまま放置せず、まずは水で全体の汚れを洗い流しましょう。特にゴムの部分に洗剤成分や汚れが残っていると、ゴムの劣化を早めてしまいます。流水で洗った後は、乾いた清潔な布で水分をしっかりと拭き取ります。濡れたままにしないことが、金属部分の錆びやゴムのふやけを防ぐ秘訣です。
保管する際は、ゴムの部分が他のものと接触しないように注意してください。ゴムにクセがついたり、傷がついたりすると、そこから水が漏れて使い物にならなくなります。プロの中には、ゴムの保護のためにチャンネルを外して別々に保管する人もいるほどです。フックに吊るすなどして、エッジが何にも触れない状態で保管するのがベストです。
ゴムの劣化サインを見極める方法
スクイージーの仕上がりが悪くなったと感じたら、まずはゴムのエッジをチェックしましょう。指で優しくなぞってみて、小さな欠けや凹凸、あるいは目に見えるひび割れがないか確認します。どんなに丁寧に使っていても、摩擦や紫外線によってゴムは徐々に摩耗し、硬化していきます。
「何度も同じ場所に筋(スジ)が残る」「キュッキュッという異音がする」「以前より力を入れないと水が切れない」といった症状は、すべてゴムの交換時期を知らせるサインです。少しでも仕上がりに違和感を覚えたら、早めに交換するのが、結局は作業効率を高めることにつながります。プロは、少しのダメージでも迷わずゴムを交換し、常に最高の状態を保っています。
ゴム交換の正しい手順と注意点
プロ仕様のスクイージーは、ゴム(ラバー)だけを簡単に交換できる設計になっています。交換する際は、まずクリップやネジで固定されているゴムをチャンネルから引き抜きます。このとき、チャンネルの溝に汚れが溜まっていることが多いので、新しいゴムを入れる前にブラシなどで綺麗に掃除しておきましょう。
新しいゴムを差し込む際は、端まで均等に入るように注意します。ゴムを少し伸ばしながら入れるのがコツですが、極端に引っ張りすぎるとゴムが歪んでしまうため、自然な状態で収めるようにしましょう。最後に両端を固定したら、一度ガラスで試して、全体が密着しているか確認します。交換後の切れ味の良さは、掃除のモチベーションを大きく高めてくれるはずです。
まとめ:スクイージーで窓掃除をプロ級に仕上げるおすすめのステップ
スクイージーを使った窓掃除は、正しい道具選びと少しのコツさえ掴めば、誰でもプロのような素晴らしい仕上がりを手に入れることができます。まずは、エトレやウンガーといった信頼できるブランドから、自分の手に馴染む一本を選んでみてください。良い道具は作業を助け、掃除そのものを楽しい時間に変えてくれます。
掃除の手順としては、まず台所用中性洗剤で適切な洗剤液を作り、シャンパーでしっかりと汚れを浮かせることから始めます。そして、スクイージーを45度の角度で一定の速度で動かし、一回ごとにゴムの水分を拭き取るという基本を忠実に守りましょう。拭き跡を残さないための「耳出し」や、慣れてきたら挑戦したい「S字回し」など、一つ一つのステップが理想の透明感につながります。
最後になりましたが、スクイージーは窓掃除だけでなく、お風呂場や鏡など家中の水回りでも大活躍する道具です。一度その便利さを知れば、もう雑巾だけの掃除には戻れないかもしれません。今回ご紹介したプロおすすめの選び方とテクニックを参考に、ぜひあなたのお家でも、曇りひとつない美しい窓を実現させてください。



